投稿者: exoplanetkyo

Kepler-442 b

<Imaginary Picture of Kepler-442 b     Credit:  M Masada, SGH Moriyama High School>

Kepler-442bは太陽よりも小さくて涼しい赤色矮星を周回する惑星です。 Kepler-442bは、1周112日の公転軌道をまわり、地球の約3分の2の光を得ます。科学者たちは、ハビタブルゾーンに存在し、生命が存在する可能性は97%であるとしています。 Kepler-442bは1,100光年離れており、地球の約3分の1です。ロッキーになる確率は60%です。

Kepler−442 bは太陽系から1115.5光年(342.0パーセク)離れた恒星Kepler−442 を周回する系外惑星で、2015年に公開されました。

恒星Kepler−442 は視等級15.3、絶対等級7.6です。

この恒星は太陽の0.6倍の質量で、半径は太陽の0.6倍であり、表面温度は4402ケルビンで、スペクトル型はK5です。

この恒星の惑星系で Kepler−442 bは恒星Kepler−442 の周りを公転周期112.3日で、軌道長半径0.4天文単位(51,185,529.1km)で公転しています。

Kepler-442 bについてもっと知りたい方はこちらをクリック↓

http://www.exoplanetkyoto.org/exohtml/Kepler-442_bJP.html

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Kepler-438 b

2015年1月に発見されたKepler-438bは優れたハビタブル惑星候補のように見えました。この惑星は、ケプラー候補の2つの重要な特性をともに適合させました。第一の特性は、木星や土星のような気体ではなく、地球や火星のように惑星が岩でなければならないということです。 2つ目は、温度があまりにも暑すぎず、寒すぎず、生命を支えることのできるハビタブルゾーンに星を旋回させなければならないということです。

Kepler-438は地球よりわずか12%大きく、約40%の光をより多く受け取ります。 Kepler-438bは地球と温度が似ていますが、星にはるかに近く、レッドドワーフはケプラー-438と呼ばれています。 Kepler-438bは、35日ごとにKepler-438を周回します。 大学の天体物理学グループのDavid Armstrongが率いる研究チームは、この星が非常に活動的で、数百日ごとにスーパーフレアと関連するコロナル質量放出を撮影することを発見しました。

また、測光を用いて、チームは星のフレアによって引き起こされた余分な放射線を検出しました。 私たちの太陽の記録よりも10倍強力な、星からのコロナ質量放出は、その大気の惑星を取り除いた可能性があります。

Kepler−438 bは太陽系から472.9光年(145パーセク)離れた恒星Kepler−438を周回する系外惑星で、2015年に公開されました。

恒星Kepler−438 は視等級15、絶対等級9.2です。

この恒星は太陽の0.5倍の質量で、半径は太陽の0.5倍であり、表面温度は3748ケルビンで、スペクトル型はM1です。

この恒星の惑星系で、Kepler−438 bは、恒星Kepler−438の周りを公転周期35.2日で軌道長半径0.2天文単位(24,833,246.5km)で公転しています。

Kepler-438系は、こと座に位置し地球から約470光年の位置にある惑星系で、主星はK型主系列星(温度3748K、質量0.54太陽質量、半径0.62太陽半径)に分類されます。星の年齢は約44億歳と考えられていて、太陽とほぼ同年齢です。なお、この星は磁気活動が強く、Kepler宇宙望遠鏡の測光観測データの解析からスーパーフレアが多数観測されています。 この系では2015年1月にKepler宇宙望遠鏡のトランジット観測により、惑星Kepler-438bが発見されました。Kepler-438bは、軌道周期が35日、半径が1.12地球半径・1.3地球半径であり、惑星の表面に液体の水が存在できるハビタブルゾーン内に存在する岩石惑星の可能性がかなり高いと考えられています。一方で前述の様にこの系の主星は超巨大なフレア(スーパーフレア)を頻発しているため、大気中に強い紫外線・放射線が降り注いだり、フレアに付随するコロナ質量放出衝突で放出されたガス・プラズマが大気衝突に頻繁に衝突する事が考えられ、大気散逸過程や詳細なはビタビリティに関しては、今後の詳しい観測・理論研究が大変重要と考えられます。

Kepler-438 bについて詳しく知りたい方はこちら↓

http://www.exoplanetkyoto.org/exohtml/Kepler-438_bJP.html

論文:https://academic.oup.com/mnras/article-lookup/doi/10.1093/mnras/stv2419

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Kepler-296 e

Kepler-296 eはKタイプの星を旋回するスーパーアース系外惑星です。その質量は不明で、その星の軌道の1つを完成するのに34.1日かかり、その星から0.169 AUです。その発見は2014年に発表されました。

Kepler-296 e は、太陽系から 1820.0 光年( 558パーセク)離れた恒星Kepler-296 を周回する系外惑星で 2014 年に公開されました. 恒星 Kepler-296 は視等級 13.4, 絶対等級 4.7 です. この恒星は太陽の 1.1 倍の質量で、 半径は太陽の0.6 倍であり 表面温度は 4249ケルビン で、スペクトル型は K6です。 この恒星の惑星系で Kepler-296 e は、恒星 Kepler-296 のまわりを 公転周期34.1 日で、 軌道長半径 0.17 天文単位 ( 26,030,029.5 km)で公転しています。

Kepler-296 eについて詳しく知りたい方はこちら↓

http://www.exoplanetkyoto.org/exohtml/Kepler-296_eJP.html

 

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1.) Kepler-296 e

Kepler-296 f

Kepler-296f は 2014 年に NASA によるケプラーミッションによって発見されたと発表さ れた 715 個の系外惑星の一つです。(1)今現在約 4300 個の系外惑星が発見されているため その約 6 分の 1 がここで発見されたことになります。その中でも Kepler-296f はハビタブル ゾーン(液体の水が存在し、地球型生命が存在する可能性があるとされる範囲)内に存在して いると思われ注目を集めました。発見論文の中にハビタブルゾーンにあるであろう惑星に ついて論じられており、Kepler-296f を含め6つ(新規に発見された惑星は4つ)の惑星が取 り扱われています。(2)また、この発見においては新たな方法が使われました。これは従来 から用いられてきたトランジット法に加えて、偽陽性(惑星があるような観測結果が出たが、 それは実際には別の要因によって引き起こされたもので惑星が本当は存在しない場合)を除 外するためのプロセスを導入したものです。これはある一つの恒星について何個惑星らし いシグナルが出ているかをもとに考察したもので、複数のシグナルが得られた場合より本 当に惑星がある可能性が高いとされています。

さて、Kepler-296fの主星である Kepler-296 の恒星系では Kepler-296f以外にも Kepler- 296 b~e が見つかっており、現在計 5 つの惑星が属しているとされています。Kepler-296 はスペクトルタイプが M2 V、質量は太陽の 0.626 倍、半径は太陽の 0.595 倍で(4)、地球か ら約 220 パーセク離れたところにある恒星です。

Keple-296fは主星から約 0.25~0.28AU の距離を公転する、半径が地球の約 1.79 倍の惑 星です。(1)主星の表面温度が約 3800K(4)と太陽(5778K)よりも低いため、Keple-296fは 地球よりも主星に近い距離ではありますが、上で書いた通り液体の水が存在する可能性が 高いハビタブル惑星になります。同じ研究によって発見された 700 個あまりの惑星のうち、 ハビタブルゾーンに属していると考えられているのはわずか 4 個ですのでかなり稀少な存 在といえます。

(大山 航)

Kepler-1649cについてのより詳しいデータは以下のデータベースページをご参考に。

http://www.exoplanetkyoto.org/exohtml/Kepler-296_A_fJP.html

参考文献
(1) “NASA’s Kepler Mission Announces a Planet Bonanza, 715 New Worlds”. NASA Ames

Research Center.

http://web.archive.org/web/20200513082538/https://www.nasa.gov/ames/kepler/nas as-kepler-mission-announces-a-planet-bonanza/

(2) F. Rowe, Jason et al. (2014). “Validation of Kepler’s Multiple Planet Candidates. III. Light Curve Analysis and Announcement of Hundreds of New Multi-planet Systems”. https://arxiv.org/abs/1402.6534

(3) “NASA EXOPLANET ARCHIVE Kepler296f”. NASA EXOPLANET SCIENCE INSTITITUE

(4)Cartier et al. (2015).” Revision of Earth-sized Kepler Planet Candidate Properties with High-resolution Imaging by the Hubble Space Telescope” https://arxiv.org/pdf/1407.1057.pdf

Kepler-440 b

Kepler-440 b は、太陽系から 851.3 光年( 261パーセク)離れた恒星Kepler-440 を周回する系外惑星で 2015 年に公開された. 恒星 Kepler-440 は視等級 15.5, 絶対等級 8.4 である. この恒星は太陽の 0.6 倍の質量で、 半径は太陽の0.6 倍であり 表面温度は 4134 ケルビンで、スペクトル型は K6である。 この恒星の惑星系で Kepler-440 b は、恒星 Kepler-440 のまわりを 公転周期101.1 日で、 軌道長半径 0.24 天文単位 ( 36,202,684.7 km)で公転している。

Kepler-440 bについて詳しく知りたい方はこちら↓

http://www.exoplanetkyoto.org/exohtml/Kepler-440_bJP.html

 

Kepler-560 b

Kepler-560 b は、太陽系から 287.0 光年( 88.0パーセク)離れた恒星Kepler-560 を周回する系外惑星で 2016 年に公開された. 恒星 Kepler-560 は視等級 12.3, 絶対等級 7.6 である. この恒星は太陽の 0.3 倍の質量で、 半径は太陽の0.3 倍であり 表面温度は 3556 ケルビンで、スペクトル型は M3である。この恒星の惑星系で Kepler-560 b は、恒星 Kepler-560 のまわりを 公転周期18.5 日で、 軌道長半径 0.10 天文単位 ( 14,282,009.1 km)で公転している。

Kepler-560 bについての詳しい情報はこちら
Kepler-560 b (exoplanetkyoto.org)